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エアコンの畳数は、部屋の広さだけで決めて大丈夫なのでしょうか。 畳数表記の見方から、広すぎ・狭すぎで起きること、迷ったときの選び方までまとめました。

1. 畳数の目安は部屋の広さだけでは決まらない

1-1. カタログの畳数表記の見方

エアコンの「6畳用」「8畳用」といった表記は、そのエアコンが対応できる部屋の広さの目安を表しています。

ただし、これは「6畳の部屋ならどこでも合う」という意味ではありません。

カタログには、たとえば「6〜9畳」のように幅のある数字が書かれていることが多くあります。

これは、建物の造りによって、必要な能力が変わるためです。

一般的に、日当たりのよい木造の部屋は小さい数字、断熱性の高い鉄筋コンクリートの部屋は大きい数字が目安になります。
POINT

畳数は「条件つきの目安」

「6畳用」と書かれていても、実際に合うかどうかは、部屋の造りや日当たりで変わります。
数字だけで判断せず、自分の部屋の条件も一緒に考えるのが失敗しないコツです。

つまり、畳数は「その広さなら、標準的な条件でちょうどいい」という目安です。
次の項目で、能力との関係も見ていきましょう。

たとえば、同じ「8畳」の部屋でも、南向きで日当たりのよい木造の部屋と、断熱のしっかりしたマンションの中部屋では、必要な能力が違います。

カタログの畳数は、部屋の条件を合わせて読むと、選び間違いを減らせます。

1-2. 畳数と冷暖房の能力の関係

エアコンの畳数は、冷房や暖房の「能力」の大きさをもとに決められています。
能力は、キロワット(kW)という単位で表されます。
畳数の表記冷房能力の目安
6畳用約2.2kW
8畳用約2.5kW
10畳用約2.8kW
12畳用約3.6kW
14畳用約4.0kW
畳数が大きくなるほど、冷暖房の能力も大きくなります。

この数字はあくまで目安で、メーカーや機種によって少し違います。

同じ畳数でも、省エネ性能の高い上位機種は、能力が少し高めに設計されていることもあります。

畳数の表記が同じでも、機種ごとの能力は完全に同じではないと覚えておくと安心です。

購入の際は、必ずカタログや商品ページで確認してください。

エアコンの型番にも、畳数の目安を表す数字が含まれています。

型番の読み方は、こちらの記事で解説しています。
エアコンの型番の見方|アルファベットと数字の意味を解説
エアコンの型番の見方|アルファベットと数字の意味を解説型番に含まれる畳数や機能の意味を、分かりやすく紹介しています。

2. 畳数が合っていないとどうなる?

2-1. 畳数が小さすぎる場合

部屋の広さに対して、エアコンの能力が足りていない場合は、さまざまな不具合が出やすくなります。
⚫︎夏は部屋がなかなか冷えず、冬はなかなか暖まらない
⚫︎いつも全力で動くため、電気代が高くなりやすい
⚫︎運転音が大きく感じられることがある
⚫︎エアコンへの負担が大きくなり、傷みやすくなる
畳数が小さすぎると、エアコンが常に頑張り続けるため、電気代にも影響します。

とくに暑い日や寒い日は、設定温度まで届かないまま動き続けることもあります。

「買ったのに効かない」と感じる原因の多くは、畳数の選び間違いです。

価格の安さだけで小さめの機種を選んでしまうと、あとから電気代がかさんで、結果的に高くつくこともあります。

購入時の価格だけでなく、使い続けたときの電気代も一緒に考えるのがおすすめです。

畳数ごとの電気代の目安は、こちらの記事にまとめています。
【エアコン電気代はいくら?】季節別・畳数別の目安と節約術を徹底解説!
【エアコン電気代はいくら?】季節別・畳数別の目安と節約術を徹底解説!冬と夏でどのくらい違うのか、畳数別の目安もあわせて紹介しています。

2-2. 畳数が大きすぎる場合

反対に、部屋の広さより大きな畳数のエアコンを選んだ場合は、効きに余裕が出る一方で、いくつか注意点があります。
TIPS

大きいほうが安心とは限らない

畳数が大きいエアコンは、本体の価格が高くなりやすく、狭い部屋では風が強く感じることもあります。ただし、能力に余裕があると穏やかに運転できる面もあります。部屋の条件にあわせて、ほどよい大きさを選びましょう。

小さい部屋に大きすぎるエアコンを付けると、設定温度にすぐ届いて、運転が止まったり動いたりを繰り返すことがあります。

無駄に大きい機種を選ぶよりも、部屋に合ったサイズを選ぶほうが、価格の面でも使い心地の面でも満足しやすくなります。

寝室のように静かに過ごしたい部屋では、風量や運転音の面でも、大きすぎないサイズのほうが快適に感じる場合があります。

部屋の用途にあわせて、ちょうどよい大きさを選びましょう。

3. ワンランク上を選んだほうがいい部屋の条件

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3-1. 日当たり・階数・間取りで変わる

同じ6畳の部屋でも、条件によっては、ひとつ大きい畳数を選んだほうが安心な場合があります。

次のような部屋は、冷暖房が効きにくくなりやすいので、確認してみてください。
西日が強く当たる部屋
マンションの最上階や、屋根のすぐ下の部屋
吹き抜けやリビング階段があり、空気が上下に抜ける部屋
断熱性が低く、夏は暑く冬は寒い古い建物
日当たりや建物の造りによって、冷房や暖房に必要な能力は大きく変わります。

とくに西日が当たる部屋や最上階は、夏の熱がこもりやすく、能力に余裕がないと冷えにくくなります。

冬も、断熱の弱い部屋では暖めた空気が逃げやすく、思ったほど暖まらないことがあります。

夏と冬の両方の使い方を思い浮かべて、畳数を考えてみましょう。

条件が当てはまる場合は、表記より1ランク大きい畳数を考えると安心です。

3-2. 窓やドアのまわりの条件

窓の大きさや数、ドアの開けっぱなしなども、必要な能力に影響します。
⚫︎大きな窓や、複数の窓がある
⚫︎ドアを開けたまま、隣の部屋ともつながっている
⚫︎ペットや家族が多く、人の出入りが多い
⚫︎パソコンなど、熱を出す家電が多い
隣の部屋と空気がつながっていると、実際の広さは「畳数」より広くなります。

たとえば、リビングと隣のダイニングをつなげて使う場合は、両方の広さを合わせて考えるのが基本です。

ひとつの部屋だけで考えると、能力が足りなくなりがちです。
お子さんの部屋や書斎など、仕切りがあっても日中ドアを開けておくことが多い場合は、そのぶんも考えておくと安心です。

実際の使い方を思い浮かべながら、広さを考えるのがポイントです。

4. 畳数が分からないとき・迷ったときの調べ方

4-1. 部屋の広さを確かめる手順

部屋の畳数がはっきり分からないときは、間取り図とメジャーで、自分で確かめることができます。

1
間取り図に「◯畳」と書かれていないか確認する
2
書いていなければ、部屋の縦と横の長さをメジャーで測る
3
縦の長さ×横の長さで面積を出し、畳に換算する
4
つながっている部屋がある場合は、その広さも合計する
1畳はおよそ1.6平方メートルなので、面積を1.6で割ると畳数の目安が分かります。

たとえば、縦3.6メートル、横3.6メートルの部屋なら、約13平方メートル、およそ8畳です。

間取り図の数字は、柱や壁の厚みを含む場合もあるため、あくまで目安として使いましょう。

不動産の間取り図の畳数は、実際に敷く畳の数と少し違うことがあります。

正確さが気になる場合は、エアコンを付ける部屋の中を、実際にメジャーで測るのがいちばん確実です。

4-2. 買い替えのときは前と同じ畳数でいい?

買い替えの場合は、今使っているエアコンの畳数が、ひとつの目安になります。

ただし、前のエアコンが「効かなかった」と感じていた場合は、そのままの畳数を選ぶと、同じ不満が残るかもしれません。

その場合は、1ランク大きい畳数を検討してみてください。
POINT

買い替え前に確認したい3つのこと

①今のエアコンの畳数。
②前のエアコンで「効かない」と感じたことがあるか。
③部屋の使い方が変わっていないか。
この3つを確認すると、買い替えでの畳数の判断がしやすくなります。

部屋の使い方が変わっていれば、前と同じ畳数が合わなくなることもあります。

たとえば、在宅勤務で日中ずっと部屋にいるようになった場合や、隣の部屋と一続きで使うようになった場合は、必要な能力も変わります。

また、家電が増えたり、家族が増えたりして、部屋の中で出る熱が増えているケースもあります。

買い替えは、部屋の使い方を見直すいい機会です。

5. 選んだ畳数を買う前に確認したいこと

5-1. 電源やコンセントの条件

畳数が決まったら、その大きさのエアコンが、今の部屋にそのまま付けられるかも確認しておきましょう。
ATTENTION

畳数が大きいエアコンで注意したいこと

・畳数が大きい機種は、電源の電圧が違うことがある
・コンセントの形が合わず、買ったあとに工事が必要になる場合がある
・分電盤(ブレーカー)の容量が足りないこともある

畳数が大きくなるほど、コンセントや電源の条件が変わることがあります。

買ってから「付けられなかった」とならないよう、事前に確認しておくのがおすすめです。

とくに、10畳以上の大きめの機種を検討するときは、一度コンセントの形や電源の条件を確認しておきましょう

5-2. 迷ったときはプロに相談する

畳数の判断は、部屋の条件によって難しくなることがあります。

日当たりや建物の造り、間取りは、現地を見てもらうのが確実です。

「この部屋なら何畳用がいいか」「今の電源で付けられるか」は、写真や図面だけでは判断しにくいことも多くあります。

迷ったときは、買う前に取り付けのプロに相談するのが、失敗しない近道です。

工事の流れや費用の目安は、こちらの記事で解説しています。

ステレアでも、取り付けのご相談は、お客様のお部屋の条件をうかがってからお答えしています。

畳数だけで迷う前に、部屋の状況をそのまま伝えると、話が早く進みます。エアコン取り付け完全ガイド|費用・手順・業者選びのポイント
エアコン取り付け完全ガイド|費用・手順・業者選びのポイント工事の流れから費用の内訳、業者選びのコツまでまとめて確認できます。

まとめ

まとめ
エアコンの畳数は、部屋の広さだけでなく、日当たりや建物の造り、間取りも含めて考えるのが基本です。

畳数が小さすぎると効きにくく、電気代もかさみやすくなります。

大きすぎる場合は、価格や風の強さに注意が必要です。

西日が当たる部屋や最上階などは、表記より1ランク大きい畳数を選ぶと安心です。

迷ったときは、間取りや電源の条件も含めて、プロに相談してみてください。
最後に、畳数の選び方をもう一度整理すると、次の3つです。
①部屋の広さを測る。
②日当たりや間取りなどの条件を確認する。
③電源やコンセントを確認する。

この順に確認していけば、大きな失敗はしにくくなります。

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